男性にも更年期障害があることをご存知ですか?
男性の方で最近、集中力が持続しない、やる気が出ない、体がだるい、性欲が落ちた。そんな悩みはありませんか?
もしそういった症状があれば、男性更年期障害の可能性があります。
あなたも男性更年期障害かも?
更年期障害と聞くと、50歳前後の女性がホルモンバランスの崩れによって悩むもの、というイメージを持つ方が多いと思います。
しかし男性更年期障害も40歳以上の多くの男性に現れ、保険診療の対象にもなっており、潜在的な患者数は600万人にものぼると言われています。
男性ホルモンの中でも特に重要なホルモンがテストステロンです。
テストステロンの量は20代をピークに徐々に減少していきます。
減少の仕方は個人差がありますが、ストレスなどが原因で急激にテストステロンが減少すると男性更年期障害が引き起こされます。
上に挙げた集中力の低下、やる気が出ない、体がだるい、性欲が落ちた、などの症状があれば男性更年期障害を疑い治療を検討した方が良いかもしれません。
テストステロンはどのような役割を果たしているのでしょうか。
テストステロンは
- 身体面:骨や筋肉の生成、体脂肪を減らす
- 精神面:やる気向上、精神の安定、記憶力・集中力の向上
- 性機能面:性欲、生殖能力の向上
といった役割を果たしています。
しかしテストステロンが減少し男性更年期障害になってしまうと
- 身体症状:疲れやすさ、肥満、筋肉量減少など
- 精神症状:不安、興味や意欲の低下、集中力・記憶力の低下など
- 性機能症状:EDや性欲低下など
などの症状が現れます。
男性更年期障害になるとQOLが著しく下がる危険性あることがお分かりいただけると思います。
テストステロンの量を正常にすることはメリットがある
過度にテストステロンが減少する男性更年期障害までいかないとしても、テストステロン量を正常にすることは大きなメリットがあります。
テストステロンが減少することによる弊害は上に挙げた体力低下、筋肉量減少、意欲低下、性欲低下だけではありません。
近年ではテストステロンの減少が動脈硬化や肥満、心筋梗塞や糖尿病などのリスクやうつ病になる可能性を高めることがわかってきています。
テストステロンの減少は寿命に関係するものなのです。
逆に男性ホルモンが正常値なら以下のようなメリットがあります。
- トレーニングにより筋肉が増えやすくなる
- 体力、気力が充実する
- 精神的に明るく前向きになる
- 精力が増強される
特に体力・気力の充実と精神的な前向きさは仕事のパフォーマンスにも直結します。
リスク許容度が上がり挑戦的になる。
挑戦によって訪れる困難に対しても前向きに意欲的に取り組むことができる。
テストステロンは「挑戦者・経営者のホルモン」だと言えます。
テストステロンの良い側面をお伝えしましたが、増えすぎるデメリットはないでしょうか?
まず注意したいのが、テストステロンは数値が高ければ高いほど良い、というものでは決してありません。
過剰になることでホルモンバランスが崩れてしまうと心身の不調につながる恐れがあります。
また体毛が濃くなりすぎる、髪の毛が薄くなる、といったデメリットも考えられます。
医師の指導のもとで正常にコントロールすることが大切です。
まとめ
男性にも更年期障害があることをご紹介しました。
男性ホルモンでも最も重要な成分であるテストステロンが急激に減少することで男性更年期障害が引き起こされます。
集中力の低下、やる気が出ない、体がだるい、性欲が落ちた、などの症状があるなら男性更年期障害を疑った方がいいかもしれません。
テストステロンは身体面、精神面、性機能面で重要な役割を果たしています。
テストステロンを正常値に保てば筋肉増強、体力・気力の充実、精神的前向きさ、精力の増強といったメリットがあります。
困難に打ち勝つ原動力であり、「挑戦者・経営者のホルモン」と言えます。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
信頼できる医師を見つけるのは難しいし、その医師が忙しければコミュニケーションを密にするのも難しいです。
当院は来院いただくだけでなく、ラインでもコミュニケーションできる体制を整えています。
気になることがあったり詳しく話を聞きたい、という方がいらっしゃいましたらHPから予約して当院にお越しいただくか、ライン登録して気軽にご質問ください。